全米野球記者協会(BBWAA)の投票による米国野球殿堂入りメンバーが21日(日本時間22日)発表され、元ヤンキースの主将で名遊撃手のデレク・ジーター氏(45)が、有資格1年目で殿堂入りした。

投票では全397票のうち、396票を獲得。得票率99・7%で、わずか1票足らず満票を逃した。昨年、史上初の得票率100%で殿堂入りした元ヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏に続き、2年連続の満票とはならなかった。

ジーター氏は名門ヤンキースで長年、主力として活躍。ワールドシリーズ制覇を5度経験し、メジャー20年で通算3465安打、260本塁打、打率3割1分の結果を残した。14年に現役引退後、17年10月にマーリンズの最高経営責任者(CEO)に就任。引退から5年が経過し、殿堂入り資格を得て即、文句なしの選出となった。

また、ロッキーズなどで通算2160安打、383本塁打、打率3割1分3厘の成績を残したラリー・ウォーカー氏(53)は、殿堂入り資格最終年となる10年目で選出された(得票率76・6%)。レッドソックスやダイヤモンドバックスなどで通算216勝を挙げたカート・シリング氏(53)は選ばれなかった。

殿堂入りメンバーは全米野球記者協会に10年以上所属の記者により投票され、75%以上の得票となれば殿堂入りとなる。