エンゼルス大谷翔平投手(26)が交通事故による影響により、チームバスが利用できず、大谷らチームメートも電車で球場入り。先発登板予定から急きょ、「2番DH」で出場変更となるハプニングがあった。大谷も乗車した電鉄会社「BART」とは?

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米西海岸カリフォルニア州のベイエリア地区、主要都市ではサンフランシスコとオークランドを結ぶ公営高速鉄道システム。1972年、両都市を結ぶつり橋「ベイブリッジ」渋滞解消のため、同橋の車道の下を走る形で開通した。

平日は約10分間隔で運行され、宿泊ホテルの多いサンフランシスコのダウンタウンから、アスレチックスの本拠地オークランド・コロシアムの名が付いた最寄り駅まで、乗車時間は約30分。料金は4・70ドル(約520円)。

エンゼルスはサンフランシスコに宿泊しており、大谷ら選手たちはこの日、同ルートで球場入りしたと思われる。遅延は少なく、ほぼ定刻通りに運行され、利便性が高いため観光客などにも好評だ。

ベイブリッジは1日に約30万台弱の交通量がある。瀬戸大橋が開通するまでは、世界一長いつり橋だった。1936年完成と老朽化していたため、2013年に架け替えられた。