エンゼルス大谷翔平投手(26)が「元祖二刀流」ベーブ・ルースもできなかった、メジャー本塁打トップでヤンキースタジアムのマウンドに上がった。

大リーグ史上、両リーグ本塁打トップで先発登板するのは1921年6月13日のルース以来、100年ぶり。5回5安打4失点(自責3)で勝利投手になった。ただ、当時のヤンキースは本拠地として、ジャイアンツ(後にサンフランシスコ移転)とポロ・グラウンズを共用していた。

「ルースが建てた家」とも称される初代ヤンキースタジアムは、ルースが加入した4年後の1923年開場。ルースがヤンキースタジアムのマウンドに上がったのは1回だけで、1933年10月1日、古巣レッドソックス相手に9回12安打5失点も完投勝利。「3番投手」で5回には34号ソロも放った。38歳のルースはメジャー最後のマウンドでもあった。

現在の2代目ヤンキースタジアムは右翼の方が狭いなど左打者有利の特徴を継承しながら、2009年に開場した。