エンゼルス大谷翔平投手(27)が28日、米スポーツ専門メディアのスポーティング・ニュースの「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手)」に選ばれた。同メディアがホームページで発表。ツイッターでは「ベーブ・ルースとの比較は終わらせるべき。2021年の大谷のような素晴らしいシーズンはルースにはなかった」とつづり、大谷のMVP選出を祝福した。

1936年から始まった同賞はMLBの選手による投票で行われ、今年は184選手の投票で大谷が56%の支持を得た。2位は今季の本塁打王ブルージェイズ・ゲレロで、29・3%だった。

大谷は今季、メジャー4年目で初めて二刀流でシーズンを完走。投手では9勝2敗、防御率3・18の成績を挙げ、打者では打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁の結果を残した。

○…大谷の功績をたたえる表彰ラッシュが既に始まっている。まずは7日に野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」の野手部門最優秀選手に選ばれ、22日には「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手に選出。26日はMLBのマンフレッド・コミッショナーから特別表彰を受け取った。選手間投票のMVP発表前には「スポーティング・ニューズ」による年間最優秀選手にも選ばれた。