新労使協定を巡る米大リーグ機構(MLB)と選手会の交渉が10日(日本時間11日)、決裂により開幕再延長が発表された前日から急転、基本合意に達した。今後はオーナー側の承認を経て、正式契約になる。

労使交渉が妥結したことで、オーナー側のロックアウト(施設閉鎖)も99日目でピリオドが打たれた。

ストライキを含む労使紛争の中断期間としては、大リーグ史上2番目の長さとなった。メジャー移籍を目指す広島の鈴木誠也外野手(27)やマリナーズからFAとなった菊池雄星投手(30)ら、まだ移籍市場に残る200人以上の選手との交渉も再開される。