レッズから自由契約となっていた秋山翔吾外野手(34)が、パドレスとマイナー契約を結ぶことが決まった。早ければ8日(日本時間9日)にも正式発表される。

契約は今シーズンのみで、メジャー昇格の場合は最低年俸(70万ドル=約9100万円)からの日割り換算となる。背番号は未定。今後は、試合から1カ月以上離れていたため、まず実戦感覚を取り戻してからマイナー戦に出場予定。20日からは有原が所属するレンジャーズ3Aラウンドロック3連戦が予定されており、対戦の可能性もある。

秋山はレッズとの3年契約最終年だった今季開幕直前の4月5日に戦力外となった。その後は米国でのプレーを最優先に米オハイオ州シンシナティの施設で練習を継続。日本への一時帰国も検討したが、同月末にパドレスからオファーを受け、即傘下3Aエルパソが本拠を置く米テキサス州入り。契約細部の詰めの交渉を待ちながら、現地の公共施設で汗を流していた。

パドレス外野陣に食い込むチャンスは十分にある。13年新人王のマイヤーズは右手親指を痛め、現在負傷者リスト(IL)入り。7日マーリンズ戦にスタメン出場したプロファー、グリシャム、ビーティはいずれも打率1割台に沈んでいる。母の日に決まった新天地からのメジャー挑戦。小学6年時から女手ひとつで育ててくれ、日本から息子を見守る母順子さんへの吉報ともなった。