アストロズのフランバー・バルデス投手が6回を4安打2失点、1四球、7三振と好投し、メジャー最多となる1シーズン25回連続のクオリティースタート(6回以上、自責3以内)をマーク。「大きな意味がある」と新記録達成を喜んだ。バルデスは4月25日のレンジャーズ戦で6回4安打1失点(自責0)を記録して以来、25試合連続でのクオリティースタート(QS)を達成。これまで1シーズンでの連続QS記録は、ジェイコブ・デグロム投手が2018年に連続でマークした24回だったが、それを上回った。

ヨルダン・アルバレス左翼手が5打数4打点、マーティン・マルドナド捕手も4打数4打点とするなど、打線の援護もあり、バルデスは今季ア・リーグ2位の16勝目(5敗)。12日のタイガース戦でキャリア初の完封勝利を挙げていたバルデスにとって、2戦連続でのうれしい結果となった。バルデスは25回目のQSについて「キャリアに残るような記録の1つ。このような記録が作れ、自分にとって大きな意味がある」と喜んだ。

ダスティ・ベーカー監督は「素晴らしい連続記録。彼は偉大な投手たちを超える記録を作ってみせた。とにかくそれがうれしいし、勝利したことも喜んでいる」と述べ、バルデスの安定感をたたえた。マルドナドは「彼からは落ち着きと自信をとても感じるし、成熟ぶりもすごい。自分に何ができるか分かっている。人の言うことによく耳を傾け、プライドを持って仕事に取り組み、マウンドでは感情的にならない」と、バルデスの姿勢を称賛している。(AP)