今季も二刀流として活躍したエンゼルスの大谷翔平選手(28)。トレードを巡るうわさは絶えないが、MLB公式サイトは「数え切れないほどの理由により」契約をまとめるのは困難だろうと伝えている。

同サイトは1日、「フリーエージェント(FA)まで残り1年となっている二刀流のスーパースター、大谷は今オフも注目のビッグネーム」と紹介し、もしエンゼルスが契約延長を果たせなければ、売却を考えるかもしれないと述べた。

だが、同サイトは「大谷がFA市場に出ることになったとしても数え切れないほどの理由により、契約をまとめることは困難だろう」としている。一番の理由は、大谷が投打で前代未聞の数字をたたき出しているため、エンゼルスの要求額は法外なものになるというもの。全盛期の選手を放出することによる広報面での打撃を考えればおのずとそうなるとの見解を伝えた。

なお、ニューヨークのメディアSNYのアンディ・マルティノ記者が、複数の球団情報筋の話として伝えたところによると、現時点でエンゼルスは大谷を放出する気はないという。他球団はエンゼルスが大谷との契約延長を試みるというのが大方の予想で、もし合意に至らない場合は来年7月のトレードで放出する可能性を見込んでいるようだ。大谷は今季終了間際に球団と3000万ドル(約45億円)の1年契約で合意。今季の年俸550万ドルから445%増で、日本人メジャー最高額となった。