野球賭博のためMLBから永久追放処分を受けている安打王で元レッズのピート・ローズ氏(81)が1日、レッズの地元オハイオ州でスポーツ賭博合法化を祝うセレモニーに登場し、公式賭博の第1号として「レッズ今季世界一」に賭けた。CBSスポーツ電子版によると、ローズ氏は「オッズなんてものは何も知らない。がんばれレッズ!」とコメントしたという。

米国では2018年からスポーツ賭博の解禁が徐々に始まり、すでに30を超える州で合法化。オハイオ州では一昨年12月に合法化が決まり、今年1月1日に解禁。シンシナティ市にオープンしたカジノで深夜0時からセレモニーが開催され、ローズ氏が公式賭け客第1号になった。

ローズ氏はレッズなどで24年プレーし、歴代最多の通算4256安打を記録。73年MVPに輝き、3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。レッズの監督を務めた89年に野球賭博にかかわったと報じられ、永久追放処分となった。