エンゼルス大谷翔平投手の2023年シーズン本塁打特集。1号~30号を掲載。
今季1号ソロ(通算128号)
4月2日vs○アスレチックス(オークランドコロシアム)
3番DH
5回無死走者なし
目の前でトラウトが今季1号。直後、左腕ワルディチュクの初球129キロ内角低めスイーパーを捉え中越えに「トラウタニ弾」。打球速度178キロ、飛距離136メートル
2号2ラン(通算129号)
4月3日vs○マリナーズ(Tモバイルパーク)
3番DH
5回無死一塁
2戦連発。カウント1-1から右腕カービーのチェンジアップ捉え右中間へ勝ち越し2ラン。打球速度177・5キロ、角度26度、飛距離131メートル
3号2ラン(通算130号)
4月9日vs●ブルージェイズ(エンゼルスタジアム)
3番DH
3回1死一塁
カウント2-1から菊池雄星の143キロスライダー捉え左中間へ2ラン。打球速度175キロ、角度23度、飛距離121メートル。菊池からは通算3本目。「初兜」の儀式
4号2ラン(通算131号)
4月18日vs○ヤンキース(ヤンキースタジアム)
2番DH
1回無死二塁
カウント0-2から右腕シュミットの142キロスイーパーを捉え右中間のブルペンへ飛び込む先制2ラン。ヤンキース戦は8本目、ヤンキースタジアムでは4本目。打球速度188キロ、角度19度、飛距離は119メートル
5号ソロ(通算132号、日米通算180号)
4月23日vs○ロイヤルズ(ヤンキースタジアム)
3番DH
6回無死
カウント2-2から右腕ライルズの130キロカーブを捉え中越えソロ。ウォード、トラウトに続く3者連続アーチ。打球速度173キロ、角度25度、飛距離は126・5メートル
6号2ラン(通算133号)
4月26日vs○アスレチックス(エンゼルスタジアム)
3番DH
8回1死一塁
カウント1-1から右腕スミスの152キロシンカーを捉え中越えへダメ押し2ラン。打球速度167キロ、角度34度、飛距離は122・2メートル
7号ソロ(通算134号)
4月30日vs○ブルワーズ(アメリカンファミリーフィールド)
3番DH
3回2死
右腕レイの初球138キロのカットボールを捉え中越えソロ。飛距離126メートル、角度39度、打球速度184キロ、滞空時間6・98秒
8号2ラン(通算135号)
5月10日vs●アストロズ(エンゼルスタジアム)
3番DH
9回無死一塁
右腕プレスリーの132キロ低めカーブをすくい上げ右翼席へ1点差に迫る2ラン。飛距離124メートル、角度31度、打球速度165キロ
9号3ラン(通算136号)
5月15日vs○オリオールズ(オリオールパーク)
3番投手
4回1死一、二塁
右腕ロドリゲスから初球129キロのカーブを捉え、右翼へ特大の勝ち越し3ラン。昨年8月以来メジャー通算7本目の「リアル二刀流アーチ」。飛距離139メートル、角度27度、打球速度184キロ
10号ソロ(通算137号)
5月18日vs○オリオールズ(オリオールパーク)
3番DH
1回2死
右腕ウェルズと対戦。2球目、外角チェンジアップを捉え、右中間席に運んだ。打球速度161キロ、角度32度、飛距離115メートル。21年の46本塁打、22年の34本塁打に続き、3年連続5度目の2桁本塁打に到達。日本人選手で5度の2桁アーチは、松井秀喜の7度に次いで2人目
11号ソロ(通算138号)
5月21日vs●ツインズ(エンゼルスタジアム)
3番DH
6回無死
初顔合わせとなる右腕バーランドと対戦。フルカウントの6球目、内角高め152キロの直球を捉え、反撃の口火を切る一打を右中間席に運んだ。打球速度165キロ、角度33度、飛距離126メートル
12号ソロ(通算139号)
5月25日vs○レッドソックス(エンゼルスタジアム)
3番DH
3回1死
左腕パクストンと対戦。2球目、高め135キロのカットボールを捉え、左中間席に運んだ。「3番DH」対決となった侍ジャパン同僚・吉田正尚の前で、メジャーの先輩の意地を見せた。打球速度170キロ、角度30度、飛距離121メートル
13号ソロ(通算140号)
5月30日vs●ホワイトソックス(ギャランティードレートフィールド)
3番DH
4回無死
右腕ジオリトと対戦。152キロの高め直球を捉え、バックスクリーンへ運んだ。打った瞬間に本塁打と分かる当たりで、敵地のファンをどよめかせた。打球速度177キロ、角度30度、飛距離132・6メートル
14号2ラン(通算141号)
5月31日vs○ホワイトソックス(ギャランティードレートフィールド)
3番DH
3回1死一塁
右腕リンと対戦。151キロの高め直球を捉え、バックスクリーン左横のスタンドへ運んだ。打球速度107マイル(約172キロ)、角度30度、飛距離425フィート(約129・5メートル)。1回には2番マイク・トラウト外野手(31)が13号2ランを放ち、先制した。飛距離461フィート(約140メートル)の特大弾で勢いづけ、大谷も3回に続いた。2選手がそろって本塁打を放つ「トラウタニ」弾は今季5度目
15号2ラン(通算142号)
5月31日vs○ホワイトソックス(ギャランティードレートフィールド)
3番DH
4回1死二塁
右腕リンと対戦。150キロの高め直球を捉え、右中間上段へ2打席連発となる特大2ラン。飛距離140メートル、打球速度180キロ、角度30度
16号ソロ(通算143号)
6月6日vs○カブス(エンゼルスタジアム)
2番DH
4回無死
右腕ウェスネスキと対戦。内角カットボールを捉えた打球は、右翼を守る鈴木誠也の頭上を越えて、電光掲示板に跳ね返りフィールドへ。一時は三塁打と判定されたが、審判団の協議で本塁打に。飛距離114メートル、打球速度166キロ、角度24度
17号2ラン(通算144号)
6月9日vs○マリナーズ(エンゼルスタジアム)
2番DH兼投手
3回2死一塁
右腕ルイス・カスティーヨと対戦。真ん中付近に入ってきたチェンジアップを捉え、中越えに運んだ。飛距離134メートル、打球速度182キロ、角度30度
18号2ラン(通算145号)
6月10日vs●マリナーズ(エンゼルスタジアム)
2番DH
3回2死一塁
第2打席に右腕ウーのスライダーを完璧に捉え、右越えに運んだ。2試合連続の本塁打。飛距離122メートル、打球速度166キロ、角度28度
19号ソロ(通算146号)
6月12日vs○レンジャーズ(グローブライフフィールド)
2番DH
7回1死
第4打席で右腕アンダーソンの150キロシンカーを捉え、中越え同点弾。飛距離140メートル、打球速度184キロ、角度25度
20号2ラン(通算147号)
6月12日vs○レンジャーズ(グローブライフフィールド)
2番DH
12回無死二塁
延長12回の第6打席で左腕レーガンズの初球150キロのカットボールを捉え左翼スタンドギリギリに飛び込む20号決勝2ラン。ジャッジを抜いてリーグ単独トップに立つ。3年連続20号は日本選手初。1試合2発は自身10度目。飛距離118メートル、打球速度172キロ、角度28度
21号2ラン(通算148号)
6月14日vs●レンジャーズ(グローブライフフィールド)
2番DH
9回1死二塁
左腕スミスの151キロ直球を捉え、打った瞬間に確信歩きする左中間2階席への特大弾。ここ15試合9発と量産体制で、ジャッジと2本差にした。飛距離138メートル、打球速度187キロ、角度26度。スタットキャストが計測開始した15年以降、左打者が放った本塁打では17年ギャロ(レンジャーズの113マイル(182キロ)を抜き史上最速
22号2ラン(通算149号)
6月15日vs○レンジャーズ(グローブライフフィールド)
2番投手兼DH
8回無死一塁
左腕バークの初球外角高目の138キロスライダー捉え、左中間2階席へ22号2ラン。アロンソに並ぶ両リーグトップ。ジャッジには3本差を付けた。打球速度176キロ、飛距離135メートル、角度28度。これで12試合連続安打。打率を3割に乗せた
23号ソロ(通算150号)
6月17日vs●ロイヤルズ(カウフマンスタジアム)
2番DH
7回1死
右腕クラークの初球外角高目の142キロチェンジアップを捉え、バックスクリーンへ飛び込む23号ソロ。これでメジャー通算150号に到達した。アロンソを抜き両リーグ単独トップ。ジャッジには4本差を付けた。打球速度177キロ、飛距離133メートル、角度30度
24号2ラン(通算151号)
6月18日vs○ロイヤルズ(カウフマンスタジアム)
2番DH
5回無死二塁
ベテラン右腕グリンキーの内角低め113キロのスローカーブを捉え、右中間へ逆転24号2ラン。6月9本目。打球速度188・5キロ、飛距離129メートル、角度22度
25号ソロ(通算152号=日米通算200号)
6月23日vs●ロッキーズ(クアーズフィールド)
2番DH
5回無死
左腕フリーランドのカウント2-1からの内角チェンジアップを捉え、右越えに運んだ。詰まったような鈍い音がしたが、打球はフェンスを越え、勝ち越しの25号ソロ。日米通算200号本塁打となった。6月10本目。打球速度166キロ、飛距離132メートル、角度26度。直後にトラウトが16号ソロを放ち今季7度目の「トラウタニ弾」。しかしエ軍は4-7で逆転負け。トラウタニ弾で今季初の黒星。大谷が本塁打を打った試合はこれで15勝8敗となった
26号ソロ(通算153号)
6月26日vs○ホワイトソックス(エンゼルスタジアム)
3番DH
4回1死
カウント3-1から右腕シースの142キロの内角スライダーを捉え右越えへ同点の26号ソロ。打球速度182キロ、飛距離136メートル、角度36度
27号ソロ(通算154号)
6月27日vs○ホワイトソックス(エンゼルスタジアム)
2番投手兼DH
1回1死
カウント2-1から右腕コペックの153キロの真ん中直球を捉え右越えへ先制の27号ソロ。登板試合では今季4本目、メジャー通算9本目の「二刀流」弾。打球速度178キロ、飛距離127メートル、角度35度。登板に備え兜セレブレーションは水原一平通訳が代理で行った
28号ソロ(通算155号)
6月27日vs○ホワイトソックス(エンゼルスタジアム)
2番投手兼DH
7回1死
カウント1-1から右腕トゥーサントのスプリットを捉え左中間へ貴重な追加点となる28号ソロ。先発試合での2本塁打はメジャー初。打球速度171キロ、飛距離123メートル、角度25度
29号2ラン(通算156号)
6月29日vs●ホワイトソックス(エンゼルスタジアム)
3番DH
9回2死一塁
カウント1-2から右腕グレーブマンの外角低め140キロスライダーを捉え中越え2ラン。6月14本目。月間14本は松井秀喜を抜き日本人メジャー最多。飛距離133・5メートル、打球速度179キロ、角度27度
30号ソロ(通算157号)
6月30日vs●ダイヤモンドバックス(エンゼルスタジアム)
2番DH
6回2死一塁
カウント1-0から左腕ヘンリーの甘く入ったスライダーを完璧に捉え右翼席へ。飛距離は自己最長で、今季のメジャー最長記録となる493フィート(約150メートル)。ネクスト・バッターズボックスにいたトラウトも驚きの表情で打球の行方を見上げていた。打球速度185・2キロ、角度29度。この1発で3年連続の30号到達。また6月の月間打点は29打点となり、07年7月の松井秀喜(ヤンキース)の28を上回り、本塁打数(15本)に続き日本人メジャーの月間記録を塗り替えた。