エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH兼投手」で出場し、第3打席で特大の9号3ランを放った。

同点としてなお4回1死一、二塁から右腕ロドリゲスの初球カーブを右中間へ運んだ。打った瞬間に本塁打と分かる当たりに確信歩き。自らを援護する強烈な一撃を放った。

打球速度114・6マイル(約184キロ)、角度27度、飛距離は今季最長の456フィート(約139メートル)。右中間の客席にある柵の最上部に当てる特大弾で、敵地のファンをどよめかせた。

1回2死の第1打席は、初球から4球連続でボールとなり、スイングすることなく四球で出塁した。

第2打席は1点ビハインドの3回1死、ロドリゲスの外角直球を捉え、右前へクリーンヒット。その後、2死一、二塁となり、ウルシェラの適時二塁打で生還。2点が入り、逆転した。

5回2死の第4打席は右中間へ三塁打を放ち、これでサイクル安打に王手。7回1死一、二塁の第5打席は二ゴロで凡退した。

投手では初回、カットボールとスイーパーを軸に3者凡退。上々の立ち上がりを見せたが、2回に2死一塁から7番フレージャーに2ランを浴びた。

9回2死の第6打席は左前打で惜しくもサイクル安打はならなかったが、打者では5打数4安打3打点。打線をけん引した。

3回にも2死一塁から3番サンタンダーに初球のスイーパーをバックスクリーンに運ばれ、序盤に4失点。5回までに3本塁打で5失点する苦しい展開だったが、自らのバットで流れを引き寄せ、今季5勝目を挙げた。

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