米大リーグ機構は22日(日本時間23日)、オールスターゲーム(7月11日、シアトル)の1次ファン投票結果を発表し、指名打者部門のエンゼルス大谷翔平投手(28)が264万6307票でア・リーグ全部門(投手は投票対象外)で最多得票を獲得した。これでナ・リーグ1位で両リーグ最多の308万2600票を獲得したアクーニャ(ブレーブス)とともに、スタメン出場が決まった。

大谷のリーグ最多得票は初めてで、日本人選手では03年イチロー(マリナーズ)以来20年ぶり2人目。大谷のオールスター出場は3年連続で、スタメン出場も3年連続となる。21年(クアーズフィールド)は1番投手兼指名打者で出場し、打者としては2打数無安打、投手としては1回を3者凡退に抑えた。22年(ドジャースタジアム)は1番指名打者で、カーショー(ドジャース)から中前打を放つなど1打数1安打1四球だった。

投票は2段階で、1次で最多得票者が出た部門(アは指名打者、ナは外野)以外は上位2人(外野手はアが6人、ナが4人)が2次(26~29日)に進む。1次投票の票数は2次に持ち越さない。2次投票の結果で、29日(日本時間30日)にスタメンが発表される。投手と控え野手は、選手間投票とコミッショナー事務局の選考で決まる。全30球団から最少でも1人は選出される。全選手は7月2日(日本時間3日)に発表される。