エンゼルスからFAとなりドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムで入団会見を行った。

会見を終えた大谷は、ドジャースタジアムのマウンドに立ち、球団カメラマンの前でポーズを取った。9月19日に受けた2度目の右肘手術からリハビリを経て投手として復帰するのは、25年開幕を目標にしているという。地元専門テレビ局スポーツネットLAのインタビューで、そのビジョンを明かした。

「(来年の)シーズン中に具体的なピッチングプログラムは決まっていくと思う。前回(18年)より1カ月ぐらい早く手術しているので、25年の開幕に間に合うようには、多少余裕のあるスケジュールでいくんじゃないかと思っている」

投手がトミー・ジョン(TJ)手術を受けた場合、復帰できるのは通常12~18カ月後とされており、2度目の手術ならさらに時間がかかる可能性もある。だが代理人のバレロ氏はこの日、手術名を問われ「今回の手術は1度目のTJとはまったく違う。だから名前がない」と説明した。

チームドクターで執刀医のニール・エラトロッシュ氏は14日付のロサンゼルス・タイムズ電子版のインタビューで「すべてが計画通りに進めば、来年9月には試合形式で登板する準備ができる。初のTJ手術が行われてから、ちょうど50年の記念すべき時期だ。巡り合わせとは不思議なものだ。まるで運命のようだ」と語っている。

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