米専門テレビ局ESPNのティシャ・トンプソン記者は、ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)が20日の試合後にクラブハウスで自身のギャンブル依存によるトラブルを告白したときの詳細を伝えた。

21日のニューヨーク・ポスト電子版によると、トンプソン記者は同局の番組に出演し、ある球団職員から聞いた話として明かしたという。

ドジャースは20日と21日にパドレスとの韓国開幕シリーズを戦い、水原氏は20日の試合後に選手らの前で自身のトラブルを告白したことが明らかになっている。同記者が話を聞いた球団職員は、大谷が自分の銀行口座のお金を借金返済に使われたことを、このときに初めて知ったようだったと話しているという。

その職員によると、水原氏は立ち上がり「申し訳ありません、謝罪します。私にはギャンブルのトラブルがあります」と告白。1人の選手が「それがどうしたの?」と聞いたので、球団社長が「オオタニがそれを払った」と説明したという。その瞬間に大谷の様子が明らかにおかしくなり、ミーティング後に別の通訳を連れて話の内容を確認しに行ったようだったという。

水原氏は違法なスポーツ賭博で多額の借金をし、大谷の口座から胴元に送金があったことが明らかになった。金額は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)に上ると報じられた。大谷の弁護士事務所は「巨額の窃盗被害にあった」と声明を出したが、その1日前には大谷の広報担当と水原氏がESPNの取材に対し、大谷が水原氏の借金を肩代わりしたと説明していた。

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