エンゼルス菊池雄星投手(34)が、開幕2戦目の登板に向けて順調に調整を行った。27日(同28日)、敵地でのアストロズ戦に先発する。3日前のこの日は、キャッチボールやランニングなどで調整し、その後、メディアの取材に応じた。
菊池の主な一問一答は以下の通り。
-アストロズ打線の印象
非常に三振が少ないラインアップで、打率も昨年、たぶん全体で1位だと思うので、(アストロズで)プレーしたこともありますけど、非常に作戦面、戦略面、そういうのが非常に徹底されて成熟しているチームだと思います。
-知っているのは有利になる
毎年、僕も変わりますし、打者の状態も変わりますので、しっかりと。今年8年目ですから、いろんなデータも集まって、そしてアメリカン・リーグのウエスト(西地区)では、今年は5年目なので。データも集まって、対策もしっかりと僕自身も練る必要がありますし、バッターも目が慣れてきますから。そこを上回るということは毎年毎年、意識してやってます。
-WBCからシーズンへ向けて調整することを経験して
特に今は肉体的なそういう負担とかは感じてないですし、どちらかというと1回大きな大会があって、気持ちをそこに持っていったというところは1つあるかなと思いますけど、WBCも道半ばで終わってしまっているので、不完全燃焼のままシーズンに入るという感じかなと。逆にやりきった感とか全くなくて、むしろもっとやれることがあったかなっていう思いも持ちながら、シーズンに行きたいと思います。
-ABS(ストライク。ボールの判定システム)が今季から導入される
まずやってみるという姿勢はね、アメリカの特徴かなと思うので、それは好きですよ。はい。合わなければ戻せばいいし。ベースを大きくしたりもそうですけど、なんか盗塁がなくなったなと思ったら、ベースを大きくしたりとか、そういうこうまずやってみる、その中でいいところを探していくっていう姿勢はやっぱり必要かなと思いますし、日本も、WBCで勝つってことを考えたら取り入れるべきことだと思いますけど、もっともっと他にやらなきゃいけないことはそういうところ(ルールの違いなど)ではないところいっぱいあると思います。まずメジャーリーガーを増やさなきゃいけないと思うので、メジャーに早く来れるシステムを作る方が根本的には、ルールがどうこうよりも大事だと思います。
-メジャーに早く来れるシステムを作るというのは、米国と日本で環境の差があると感じる
環境というか、やっぱりWBCで勝ちたいということだけ考えたらそうなりますよね。ただ、日本のプロ野球も素晴らしいですし、今のクエスチョンとしてはWBCで勝つためにどうするかという質問だったので、勝つためだけそこだけ考えたら、それはたくさんの選手がこっちでプレーして、レベルの高い中でプレーするっていうことが必須だと思います。ただ、どこまで行ってもプロ野球っていうのは興業ですから、それは、日本のプロ野球を盛り上げる必要もありますし、別にメジャーがいいからっていうことを言いたいわけじゃなくて、あくまでもWBCで勝ちたいならということだけ考えると、そういうことになるかなと思います。ですから、ピッチクロックとか色々、枝葉の細かいルールというのはもちろん対応していく、取り入れていく必要があると思いますけど、そこをやったからといって、差が縮まるかと言ったら、またそういうことではないと思います。
-枝葉ではなく、本質的に根本的に今回のWBCで日本が勝てなかったポイントは
まぁ様々あるので、僕がね、そんなにこう、上から目線で言う話でもないですけど、やっぱり日本の選手がフィジカル、パワー、スピード、そういうエンジンの部分を違うなって感じて帰ったと思うんですよね。それを感じたっていうのを代表レベルの選手が思って日本に帰ったってことが大事なことなので。トップの選手たちが、それぞれのチームで若手だったりとか、そういうメジャーを目指している選手たちに伝えていくということで、どんどん日本のレベルも上がってきますから。僕も8年(メジャーで)プレーしてますけど、やはりフィジカルの差は大きいですし、どうしても日本人は日本人を意識しすぎてるのかなと。フィジカルじゃ勝てないから、柔軟性で勝負とかいう風に行きますけど、勝てないとしても近づく努力は必要なので。そこは逃げちゃいけないかなと思います。
-アストロズとの開幕シリーズ。西武時代の同僚でもあった今井も先発する
当時から非常にメジャー志向が強くて、いつか行きたいですって話をよくしてましたし、西武に入ってきた1年だから、とんでもないボール投げてたので、一緒の舞台でこうやって再会できるというのは、非常にうれしいです。
-キャンプ中に試したスプリットの手応えは
WBCの準々決勝から投げ始めたばっかりなので。コントロールしやすいかなという印象はあるので、どうしても曲がるボールが中心になりますから、フォークだったりとか落ちるボールっていうのは、1つのテーマになってましたので。ある程度使えるメドが立って開幕できるかなと思ってます。
-若い投手を引っ張っていく立場
非常に若い、ルーキーの子たちもたくさんいるローテーションなので。データの見方とか、取り組み方っていうのも多少、伝えていければなと思いますし、それ以上にシーズン長いとどうしてもチームが雰囲気が悪かったりとか、苦しい時期って必ずどのチームもあるので、そういうときにどういう振る舞いをするかというのがベテランの選手たちの役割かなと思いますので。苦しい時こそ、トラウトとかスーパースターもおりますけれども、みんなで力を合わせながら、ベテランでいい雰囲気を作っていくということは大事かなと思います



