元プロボクサーで第20代WBA世界ミドル級王者の竹原慎二(43)が始球式を行った。

 左手に青いボクシンググローブをはめ、自身の身長189の背番号が入ったユニホームを着て登板。

 投球と見せかけて、紙テープを広げるパフォーマンスで笑いを誘ったが不発に終わった。「思ったよりもうけなかったので、動揺した。精神面が弱いですね」。仕切り直しとなった始球式では105キロを計測するも、ワンバウンド投球となり苦笑いを浮かべた。

 昨年、ぼうこうがんが判明したときに立てた目標の1つが始球式で「大病になって10個の目標を立てて、その1つができて良かった」と地元広島の本拠地での目標達成を喜んだ。