プレミア12初代王者を狙う侍ジャパンが準決勝進出を決めた。19日には日本に戻り、東京ドームで韓国(B組3位)と対戦。大谷翔平投手(21=日本ハム)の先発が予想される。

 この日はここまで4番を務めてきた中村剛也内野手(32=西武)が欠場し、代わりにこれまで5番を打っていた筒香嘉智外野手(23=DeNA)が新4番に入った。

 見せ場は初回に早速訪れた。1番秋山のヒットなどで1死一、二塁のチャンスで筒香は遊撃手の左を破るヒットで先制タイムリー。小久保裕紀監督(44)の起用にこたえて見せた。日本打線は3回に平田のタイムリー、4、6回には坂本のタイムリーなどで点差を着実に広げていった。結局、13安打9得点の猛攻でプエルトリコを寄せ付けなかった。

 先発したエース前田健太投手(27=広島)は、3回1死一、三塁のピンチで相手のバットをへし折りながら投ゴロ併殺に抑えるなど気迫の投球。4回から6回にかけては1人の走者も許さず、7回を投げ7奪三振無失点の好投で勝利を呼び込んだ。8回を則本が抑え、9回は増井が3ランを浴びたがリードを守りきった。