阪神がショックに見舞われた。不法賭博容疑をかけられている来季契約交渉中の呉昇桓投手(33)が9日、ソウル中央地検に召喚され、被疑者として5時間近く取り調べを受けたと、母国韓国メディアが一斉に報じた。

 すでに海外のカジノで暴力団関係者から巨額の金を借りた疑いがあり、呉昇桓は出頭に備えて韓国にとどまっていた。呉昇桓自身が希望して、この日の午前7時から取り調べを開始。検察は同じ容疑がかかり韓国・サムスンを事実上放出された林昌勇投手(39=元ヤクルト)とともに、結論をくだす方向だという。

 聯合ニュースは疑惑の一部を認めたと伝えており、来季の守護神と見込んで残留交渉中の阪神にとっても極めて厳しい情勢になった。