巨人は大累進内野手(25)と日本ハム乾真大投手(27)とのトレードが合意に達したことを11日、発表した。

 中継ぎ左腕の強化を図る巨人と、若手野手を補強ポイントに挙げている日本ハムの思惑が合致した。

 大塁は12年ドラフト2位で入団。1軍出場は2試合のみにとどまっているが、50メートル5秒7の快足が最大の売りで、潜在能力は高い。本職は内野手だが、外野手もこなせる。日本ハムが本拠地を置く北海道出身のご当地選手でもある。「3年ちょっとの間でしたが、とてもいい環境、監督、コーチ、選手に恵まれ、成長することができました。日本ハムでは絶対に1軍で活躍したいと思います」とコメントした。

 乾は10年ドラフト3位で入団。中継ぎ左腕として活躍し、1軍通算は67試合で1勝2敗、防御率5・86。12年には36試合に登板し、リーグ優勝に貢献した。140キロ台中盤の速球を武器に奪三振能力が高く、プロ通算78回1/3で75三振を奪っている。巨人では背番号は60となる予定で、12日に入団会見を行う。