今季初先発の日本ハム高梨裕稔投手(25)が、先発ではプロ初勝利となる3勝目を挙げた。

 最速149キロの真っすぐを軸に、序盤から飛ばした。4回1死から2者連続で二塁打を浴びて先制点を許したが、5回0/3を4安打2失点(自責1)にまとめた。開幕から中継ぎの一員として奮闘し、チーム58試合目に回ってきた念願の先発チャンスを生かした。

 お立ち台では「まずは僕の後ろを投げてくれた投手のみなさん、守って点を取ってくれた野手の皆さんに感謝したい」と、チームメートへ一礼。この日は初めて両親が札幌ドームで観戦しており「少しは親孝行できたかな」と笑顔だった。