野球殿堂博物館は30日、来年1月に決定する野球殿堂入りの候補者を発表した。

 プレーヤー表彰は、ロッテ、米大リーグ・インディアンスなどで活躍し、ロッテ投手コーチの小林雅英氏(42)、今季まで中日コーチを務めた佐伯貴弘氏(46)、米3球団でプレーし、ワールドシリーズに3度出場したオリックス2軍監督の田口壮氏(47)、西武、巨人などで守護神を務めた巨人コーチの豊田清氏(45)の4人が新たに候補者に加わった。ロッテ監督の伊東勤氏(54)や中日で活躍した立浪和義氏(47)ら前年までの候補者12人を含めた16人が投票の対象になる。

 エキスパート表彰では、巨人やWBC日本代表で監督として手腕を発揮した原辰徳氏(58)や横浜監督や楽天コーチを歴任した山下大輔氏(64)ら5人が新たに候補入り。前年までの9人と合わせ、候補者は14人となった。

 プレーヤー表彰は、現役引退から5年以上経過した元選手が対象。エキスパート表彰は、ユニホームを脱いでから6カ月以上経過している監督、コーチのほか、現役引退から21年以上経過した元選手が対象。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月16日に発表される。

 なお、2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、5月に有罪判決を受けた清原和博氏(49)はプレーヤー表彰候補から外れた。