巨人西村健太朗投手(31)が2日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額限度制限の40%ダウンとなる5200万円減の年俸7800万円(推定)でサインした。

 昨年9月に右肘のクリーニング手術を受けて迎えた今季は調子が上がらず、1軍登板は27試合。限度制限いっぱいのダウン提示にも「今年は手術明けなのもあったけど、3軍にいるのが長くて、1軍に上がるのが遅かった。結果も出せていないので当然だと思う」と冷静に受け止めた。

 オフはジャイアンツ球場で継続して投げ込み、武器のシュートに磨きをかけることに主眼を置く。「良かった時は右バッターの内角に投げ切れていた。もう1回シュートを磨いていきたい」。2年契約を終え、来季は1年契約で復活を期す。