楽天則本昂大投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」の巨人3回戦(Koboパーク宮城)で、7試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を達成した。8回を投げ6安打2失点で、12奪三振。91年野茂英雄(近鉄)の6試合連続を抜き去った。昨季から進化する直球を軸に、両リーグトップの7勝目を飾り、チームを今季初の5連勝に導いた。

 ◆大リーグでは 連続試合2桁奪三振の最長は8試合。99年ペドロ・マルティネス(レッドソックス)と、クリス・セール(現レッドソックス)がホワイトソックス時代の15年と今季の2度記録している。

 ◆クリス・セール メジャーを代表する奪三振マシン。左のサイドスローから150キロ後半の速球とスライダー、チェンジアップを投げ、昨季まで4年連続200奪三振以上を記録。15年にはリーグ最多274奪三振。今季11登板ですでに110三振を挙げている。

 ◆ペドロ・マルティネス 球威、多彩な変化球、制球力を持ち合わせたメジャー屈指の右腕。サイ・ヤング賞3度、最多勝1度、最優秀防御率5度、奪三振王3度。09年に現役引退。通算219勝100敗、防御率2・93、3154奪三振。15年に野球殿堂入り。