楽天の則本昂大投手(26)が、自身が持つ日本記録の連続試合2桁奪三振を8試合に伸ばした。99年にペドロ・マルティネス投手、クリス・セール投手が15年と今年5月に2度記録したメジャー記録に並んだ。

 則本は12奪三振の2失点完投で8勝目。節目の10個目は、8回1死二塁で筒香を見逃し三振に仕留めた。

 お立ち台では「茂木がいきなり打ってくれて、追加点も取ってくれて茂木さまさまです。切れ目なくどこからでも点数が取れる打線ですし、守備でも助けてくれましたし、本当に感謝しています。(2ケタ奪三振記録を更新し)6回くらいから球場がざわざわし始めて。変な雰囲気だったんですけど、嶋さんのリードのおかげで達成できた記録だと思います。正直なこと言えば、10個目を筒香から取りたかったです。日本の4番を背負ってたすばらしいバッターですし、3安打打たれていたので、なんとか一矢報いたいなと思っていました。連敗できて、きょうどうしても勝つという気持ちでやって、打線の援護もあり、みなさんの声援もあって勝つことができました」と振り返った。