日本ハム上沢直之投手(23)の2年ぶり勝利は、またしてもお預けとなった。

 序盤3回までは、危なげない立ち上がり。2点先制した直後の5回2死一塁、松井に右中間越え適時二塁打を浴び1点差に迫られた。再び味方打線が突き放し、2点リードの6回2死二塁。警戒していたゲレーロに左前適時打を許し、なお2死一、二塁ピンチを招いて降板した。「5回も6回も、安打を打たれたあとに四球を与えてしまったので流れがよくなかったです」と反省。この回に同点に追いつかれ、勝ち投手の権利を失った。

 今季登板3試合目、白星は15年7月7日ロッテ戦から遠ざかっている。「野手の皆さんが点を取ってくれたんですけど、点を意識しながら投げてしまい難しさを感じました」と痛感していた。