阪神はリーグ戦再開カードとなる23日からの敵地広島3連戦に、自信の先発3枚をつぎ込む。初戦は大黒柱のメッセンジャーに任せ、2戦目は能見、3戦目は岩貞を投入する。香田投手コーチは「いいスタートを切りたい。なんとか勝ってスタートしたい。相性というか、いいピッチャーからいい戦いをしたい。そういう人で臨みたいと思う」と説明。3ゲーム差をゼロにするべく、一気の3連勝を狙う。

 藤浪が2軍再調整を続ける中、リーグトップタイの7勝を誇るメッセンジャーがカード頭を任されるのは自然の流れ。2戦目の能見は継続して試合を作っており、今季も広島戦は3試合先発で1勝1敗、防御率3・21と安定感がある。岩貞は開幕直後こそ不安定な投球を続けていたが、前回16日楽天戦は7回をソロ1発の1安打1失点と一気に状態を上げている。これ以上ゲーム差を広げられたくはないだけに、最善の並びでコイの尾びれをつかみにかかる。