関心の高かったのはケガに関するものだ。畠山、川端、バレンティン、小川らと故障者が続出。戦力低下の要因となっている。衣笠社長は「11、12、13年はけが人が多かった。(今は)人数的には少なくなっている。ケガが出にくい体質作りを将来に向けて進めていく」と回答。数年前にトレーニング、コンディショニング、リハビリの部門を統一して情報共有を深めて状況は改善しているとした。

 1時間28分の株主総会を終えて根岸オーナーは会見を開き、言った。「本来のチーム力はこんなもんじゃない。今季のスローガン『目を覚ませ!』の通り、真中監督の下、1つ1つのプレーを大切にして、喜ばれる野球をしてもらいたい」と。新たな体制で覚醒し、巻き返す。【島根純】

<衣笠社長による選手復帰時期見通し>

▼23日から

西田(左足頸骨打撲)

▼6月末

山中(下半身の張り)

バレンティン(右太もも裏内側軽度肉離れ)

▼7月上旬

中村(右大腿骨骨挫傷)

小川(左内腹斜筋肉離れ)

▼7月下旬

川端(椎間板ヘルニア)

畠山(左ふくらはぎ肉離れ)