日本ハム大谷翔平投手(22)が、ファン投票で球宴に選出された。26日、「マイナビオールスターゲーム2017」(第1戦=7月14日ナゴヤドーム、第2戦=同15日ZOZOマリン)のファン投票最終結果が発表され、パ・リーグDH部門で、新人から5年連続5度目の出場が決まった。

 ただ、昨季までとは意味合いが違う。左太もも裏の肉離れで、4月8日オリックス戦を最後に試合出場はない。8試合の出場にとどまっており「複雑ですけど、選んでもらえてありがたいです。選んでいただいた方の期待に応えるプレーをしたい。全力で頑張りたいです」と、言葉を選んで抱負を述べた。

 23日に1軍復帰したが、走塁面には不安を残しており、3試合欠場が続いた。「まだまともに試合に出られていないので、どうなっていくか自分でも分かりません」と本音ものぞく。

 それでも、栗山監督はこの日「明日(27日)もチャンスがあったらいく」と、今日27日からのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)で復帰する可能性を示唆。さらに「翔平は二刀流に決まっている。どうやってマウンドに上げるかというところも準備している」と、打者に続き、投手としての復帰も視界に入っていると話した。【本間翼】

 ◆大谷は8試合だけ 日本ハム大谷は出場8試合、32打席だけで選出。野手の規定(10試合以上、または20打席以上)を何とかクリアした。過去には71年に島本講平(南海)が代打の2打席だけでパの一塁手に選出。94年古田(ヤクルト)が19試合などの例がある。