西武の森慎二1軍投手コーチが28日午後0時10分に多臓器不全のため、福岡市内の病院で死去した。42歳だった。

 ◆森慎二(もり・しんじ)1974年(昭49)9月12日、山口県生まれ。岩国工から新日鉄光、新日鉄君津を経て96年ドラフト2位で西武入団。プロ1年目からリリーフで活躍。02年にはリーグ最多の71試合に登板し32ホールドをマーク。03年も26ホールドで2年連続最優秀中継ぎ賞を獲得。05年オフにポスティングシステムを利用し、大リーグのデビルレイズへ2年契約で移籍した。しかし06年のオープン戦で故障。メジャーでの登板が1試合もないまま、07年に解雇された。09年からBCリーグ石川でコーチ就任。10年から監督。13年からは選手兼監督で現役復帰した。14年オフに引退し、15年から西武コーチ。

 通算成績は431試合で44勝44敗50セーブ、防御率3・39。右投げ左打ち。