ヤクルト・バレンティンが危険なスライディングを防ぐ新ルール(セカンドコリジョン)を初適用された。

 7回1死一塁、一塁走者として大引の二ゴロで二塁へスライディング。二塁で送球を受けた遊撃手の糸原の足元に滑り込んだプレーがリプレー検証され、守備妨害を宣告された。打者走者もアウトとなる決まりで併殺となり、バレンティンに警告が与えられた。「自分としてはそんなに危険なスライディングとは思っていない。接触はしていません」と主張。だが、真中監督は「ベースに向かってスライディングをしていない。判断は仕方ない」とした。試合もつながりを欠き、連勝が2で止まった。

 ◆危険スライディング禁止 今季から併殺崩しの危険スライディングに関する新ルールを採用。野球規則6・01(j)に「走者が併殺阻止のために、正しいスライディングをせずに野手に接触、または接触しようとした場合に守備妨害を宣告する」と追加した。スライディングが適正かどうかの判断はリプレー検証の対象となり、悪質なプレーには警告が出され、同じ選手が2度警告を受けると退場。危険極まりないプレーと判断された場合には1度で退場のケースもある。