西武の元投手コーチで、6月28日に多臓器不全のため42歳で死去した森慎二氏の告別式が4日、東京都西東京市の総持寺大日堂斎場で行われ、辻発彦監督をはじめ1軍のコーチ、選手全員が参列し、前夜3日の試合のウイニングボールを遺族に贈るなど別れを惜しんだ。球団によると約300人の弔問者が訪れた。

 森氏は遠征先の福岡で体調不良を訴えて入院し、そのまま帰らぬ人となった。チームは森氏が急逝した後、連敗していたが、3日のナイターで中村剛也の2本塁打などで白星を挙げた。辻監督は「ウイニングボールと、中村のホームランボールをご家族に渡した。全員が慎二とともに優勝を目指して頑張りたい」と語った。

 選手らは参列後、日本ハム戦が行われる東京ドームへ向かった。