巨人田口麗斗投手(21)が7回4安打無失点の好投で、チームの連敗を4でストップ。広島戦の連敗も7で止めた。

 好調広島打線にも「しっかり投げ切れれば勝負になる」と怖がらずに内角を突いた。6回無死一、三塁のピンチも菊池と丸に仕事をさせずに無失点で切り抜けた。「走者を背負ってからいかに冷静になれるか。とにかく長打を警戒して低めに徹底できた」と納得の表情で振り返った。試合前には台風3号の接近により強い雨が降ったが「18年も(出身地の)広島で生きてきたので台風は逃げていくかなって感じがしていました。試合はできると思っていました」とちゃめっ気たっぷりに、気持ちを切らさなかったことを強調した。

 7勝目はリーグトップタイで、防御率2・08も同1位。リーグ2冠に立ったが「野手の方や、(小林)誠司さんが本当に引っ張ってくれて、助けてもらっている。何とかお返しできるように、次の登板に向かっていきたい」とチームメートに感謝した。