2戦連続で打ち込まれている中日小笠原慎之介投手(19)について、中継ぎへの配置転換も検討されていることが15日、判明した。先発が有力視される17日からの巨人3連戦(ナゴヤドーム)が、重要な見極めの場になりそうだ。

 15日はナゴヤ球場で全体練習。小笠原はブルペン投球中、森監督に直接指導を受けた。フォームや意識の持ち方を助言され「久しぶりに投球を見ていただいた。普段あまり言われないことも言われた。生かしていかないと」と感謝した。

 1日広島戦で8失点、8日DeNA戦で9失点と連続で自己最悪を更新。「勝ちたい欲が出て、守りに入っていたと思う」と課題を見つめ直している。近藤投手コーチは救援転向案は未定としたが、最近の内容から「1イニング(ずつ)を意識させないといけないのかも」と説明した。

 この日は森監督の指示で、柳、鈴木、小笠原の若手ドラフト1位トリオは午後0時30分開始の2軍練習にも参加。その後、同4時からの1軍練習もこなした。指揮官が3人を集めて、強い口調で何かを伝えるシーンもあり、高いレベルを求める指揮官の期待の高さがうかがえた。不振で再調整していた吉見に加え、小熊、丸山と先発候補が1軍合流。小笠原の真価が問われている。【柏原誠】