ソフトバンク工藤監督が16日、今日17日からの後半戦に向け、球宴からの駆けつけ訓示でナインにハッパをかけた。オールスター第2戦(ZOZOマリン)から一夜明け、早朝の便で東京から福岡に戻り、午前11時から筑後のファーム施設で行われた練習に参加。逆転Vに向け、熱い思いを選手たちに伝えた。

 「残り60試合。調子の悪い選手は入れ替えもする。最後に秋にみんなで笑えるように、我々は最善を尽くす。皆さんもできる限りのことをやってほしい」

 チームスタッフすら聞かされていなかったサプライズ訓示。その中で調子が悪ければ2軍選手との入れ替えも辞さないと通告。前日15日に続き、2軍から吉村、江川、塚田、真砂の4人を練習に参加させ、主力の危機感もあおった。「切磋琢磨(せっさたくま)がチーム力を上げていく上で一番大事」。首位楽天とは1・5ゲーム差。12球団屈指の選手層の厚さを生かし、総合力でV奪還を目指していく。