中日福田永将内野手(28)がヤクルトの両助っ人に負けない「アーチスト」ぶりを見せつけた。

 1-4の4回2死一、二塁から原樹の甘い直球を左翼席へ。3号3ランで同点とした。「チャンスでバッティングカウントだったので思い切り振り抜きました」。

 さらには5-7の8回には逆転の4号3ランを右翼席に放り込んだ。終盤に、敗色濃厚な展開を一振りでひっくり返した。プロ11年目で初の1試合2発だ。

 相手はバレンティン、リベロがそろって2ランを放っていた。本塁打がほしい場面で福田が2度とも期待に応えた。