やっぱり、地方で強かった。ロッテ・スタンリッジが釧路で日本ハム打線を7回5安打無失点に抑え、4月12日以来の2勝目を挙げた。これで、地方球場は通算9勝1敗。好相性のわけを聞かれると「分からない!」と日本語で即答し、スタンドを沸かせた。初めてのマウンドでも余裕を持って臨んだ。「最初は軟らかいと思ったけど、だんだん硬くなってきた。球場の雰囲気も最高だったよ」と、北の大地で快投した。

 悪い時は四球から自滅することが多いが、この日は違った。初回、いきなり先頭を歩かせたが「後が大事」と切り替えた。1死二塁で大谷を見逃し三振に仕留め、乗った。今季10試合目で初めて無失点で交代。前夜はバッテリー会でジンギスカンを食べ、英気を養った。2連勝をもたらし、5位日本ハムと1・5ゲーム差。伊東監督は「球が切れていた。明日も勝てるように」。最下位脱出が見えてきた。