ヤクルトが10点差を追いついた。先発星が崩れて5回までに0-10。敗戦ムードが漂ったが7回に代打中村が2ランを放つと流れが変わる。

 続く8回にバレンティンが2ランを放ち、4-10。なおも攻撃の手を緩めず1死満塁から上田の中犠飛で5点差に。2死一、二塁から中村が左翼へ適時打を放ち6-10。なおも2死一、二塁で坂口が中前へ適時打を放って3点差にせまる。続く山崎が2死一、三塁から三遊間を破る適時打で2点差とすると3番バレンティンが四球を選び2死満塁。好機で4番山田が左前へ2点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。

 0-10から追いつき、満員2万8654人の神宮球場は大盛り上がりで、色とりどりの傘が咲き乱れた。