楽天則本昂大投手(26)が、8回1失点、11奪三振で、リーグ最速での10勝目を挙げた。

 リーグ戦2週間ぶりの先発マウンド。3回まで毎回走者を背負い、4回には中村晃に適時打を許す苦しい投球だったが、5回以降は「(序盤は)自分らしくなかったが、1点にしのげたのがよかった」。カーブやフォークを効果的に操り、ソフトバンク打線に追加点を許さなかった。

 6回からは完全に立ち直り、7回にはこの日最速の156キロをマーク。8回には「球数を含め最後だと思った。何とか3人で終わらせてやろうと」と、圧巻の3者連続三振で締めた。

 入団から5年連続で2桁勝利を達成。主催試合で球団最速となる100万人突破に花を添え、エースは「ホームで10勝、最速で100万人の試合を勝利で飾れてうれしい」と誇らしげに語った。