オリックスがついに今季初2桁の借金10を抱えた。投打がかみ合わず、西武に2戦連続の逆転負けで今季2度目の7連敗。福良監督は「前半にチャンスがあっただけにね。難しいけどあと1本だった。ロメロの状態は悪い。何とか上げてもらうしかない」と嘆いた。

 ロメロを初めて中堅で起用など攻撃的オーダーを組んだ。だが5回まで6四死球と苦しむ西武岡本を攻略できず、小谷野の先制2ランの2点だけ。

 無安打のロメロは「ストライクゾーンの外で振らそうと相手の攻め方が変わってきている。自分も研究しないといけない」と唇をかんだ。西武に今季2勝0敗だった松葉も5回6失点と沈んだ。

 後半戦はまだ白星をつかめない。球宴期間明けの連敗は、球団では57年の4連敗(2分けを挟む)が最長だったが、大幅に更新してしまっている。福良監督はロメロの4番継続を明言し「このままズルズルいくわけにはいかない」と懸命に前を向いた。