中日大野雄大投手(28)は8回に打たれた。同点の8回、宮崎に勝ち越しの2点左前打を許すと、ひざに両手をつきガックリ。打線が9回に2点を奪い延長に持ち込んだため、黒星はつかなかったが「最後の勝負どころでもう一踏ん張りできなかった」と話した。

 「野手の方々に感謝したい。9回2死から誰もあきらめていなかったし、すごく声が出ていた」と9回2死走者なしから2点差を追いついた打線に感謝した。

 難しい状況から試合を作った。1回裏、最初のマウンドで投球練習をしていると雨が強くなった。51分の中断。「気持ちだけは切らさないようにした。(試合は)あるものだと思って」。再開を告げられ、ブルペンで15球ほど投げ込んで仕切り直し。先頭桑原に二塁打を浴びながら、後続3人を打ち取った。