大台到達が1つ迫るたびに、本拠地ファンの期待も高まっていく。次カードの10日阪神戦までホームでの試合が4戦続く。阿部は「プロに入ってから一番応援してもらった東京ドームで決めたい」。直近の4試合で一気に大台を狙いにいく構えだ。高橋監督も「阿部の記録に対するファンの皆さんの期待で球場の雰囲気も変わっていると思いますし、そういう雰囲気に乗っているところはあると思います」と背中を押した。

 5連勝後の連敗で足が止まりかけたチームを再び前に動かした主砲の1発。ただ、報道陣からの問いかけに、ほぼ無言を貫き球場を後にした。脇目は振らず、まい進する。【松本岳志】

 ▼巨人は長野、阿部、陽岱鋼が本塁打を放ち、7月30日DeNA戦からの本塁打数が3→3→3→3→4→3。6試合連続で3本塁打以上は80年近鉄、87年阪急、91年中日、08年西武の5試合を抜くプロ野球新記録だ。記録開始前の7月29日時点のセ・リーグの本塁打数と3本以上の回数を出すと、広島102本・14回、DeNA79本・7回、中日68本・3回、阪神64本・5回、ヤクルト62本・4回、巨人59本・2回。7月29日時点ではリーグ最少本塁打で3本以上が5月10日阪神戦と6月18日ロッテ戦の2度しかなかった巨人打線が、急に本塁打を量産しだした。