オリックス吉田正がメジャー式の個人目標を掲げた。「いい打者のOPSは1を超えている。(ソフトバンク)柳田さんもそう。自分も積み重ねていきたい」と珍しく数字のハードルを口にした。米国流データ指標「セイバーメトリクス」におけるOPS(出塁率+長打率)は現在1・086。規定打席不足ながら、リーグ2冠王柳田の1・076をわずかに上回っている。同指標は1・0以上で超一流とされる。

 ナショナルズのハーパーを尊敬するなど大リーグ好きな大砲。自己記録を更新する4試合連続マルチ安打を続けている。今日8日からの西武3連戦では菊池との対戦も予想される。2週間前は圧倒されたが「次は打ちたい」と宣言した。チームは札幌で2連勝も借金9。福良監督が「まずは勝率5割に」と話した中で、攻撃的2番が打線を引っ張る。