日本ハムの「平成のON」が今季初のアベック弾で連敗を6で止めた。先陣を切ったのは3番大谷だ。4点リードの9回先頭。ソフトバンク中田のフォークをバックスクリーン上方の5階席部分にぶち込んだ。12試合ぶりの4号ソロは「(相手投手陣全体が)フォークが多かったので、それを狙っていた」と、試合の流れから狙い球を絞り、仕留めた。完璧なアーチに、ソフトバンク・ファンからも大きな歓声が起きた。

 大谷の特大弾で4番中田の心にも火が付いた。「目の前で、あんな強烈な本塁打を打たれたら気合が入った」と、右翼席に2試合連発となる14号ソロで試合を決定付けた。2人の通算9度目のアーチ競演でチームは久々の快勝。栗山監督も「久しぶりに翔平らしかった。大谷翔平いたんだ。翔もだいぶ良くなっているよね」と、11日ぶりの勝利に笑みがはじけた。