広島がサヨナラで敗れて連勝がストップした。

 9回に4番手中田廉投手(27)が福留にサヨナラ犠飛を許した。

 ベンチは先発福井を5回で諦め、6回からブレイシアを投入。7回、8回をジャクソンが無失点で抑えて勝機をうかがった。勝ちパターン以外の投手でも粘って打線の反撃を待ち、白星を拾ってきた今季。象徴する展開に持ち込んだが、登板した投手で唯一、前日16日に続く連投となった中田が打たれてしまった。

 同点の9回に登板した中田は先頭の俊介に左前打を浴びるなどで1死満塁のピンチを背負い、福留に134キロをセンターへ打ちかえされた。ここまで走者を背負った場面で投入され、獅子奮迅の活躍を見せてきた気迫の右腕。誰からも責められることはないが「攻撃陣が同点にしてくれて、投手陣もつないでくれたのに申し訳ない。最後を任された以上、抑えないといけなかった。まだまだ実力が足らない。明日出番があれば、やり返したい」と振り返った。