殿堂入り捕手のロッテ伊東勤監督(54)が22日、甲子園1大会最多本塁打記録を更新した広陵(広島)・中村奨成捕手(3年)を絶賛した。「走れるし動ける。バント処理のスローイングを見たが、手首の使い方がすごく柔らかい。他のポジションもできる。体がしなる」と手放しでほめた。

 伊東監督自身は通算134盗塁と、プロでは異例の「走れる捕手」だった。それでも、中村には「俺よりはるかにいいでしょ。久々に打って守って、3拍子そろった逸材」と、殿堂入り捕手は素質にほれ込んでいた。