ロッテ涌井秀章投手(31)が5回4安打1失点で、6月23日以来の白星となる4勝目を挙げた。

 2回、3回と得点圏に走者を背負ったが、踏ん張った。4回に上林に打たれたソロ1本に抑えた。ただ、球数は88球。通常なら、まだまだ投げられる数だが「感じがよくなる傾向がなかった。(故障などでは)ありません」と、自ら交代を申し出た。伊東監督は「5回が終わって、力が入らなくなった」と説明した。

 降板後は「ブルペン陣に申し訳ない気持ちだけです」と話した涌井だが、「2カ月以上、勝っていなかったので。1つ勝った。次も頑張りたい」と、次回登板へ気持ちを切り替えていた。