西武が集中打で逆転し、3連勝を飾った。0-1で迎えた3回、1死から森が右前打で出塁。浅村の死球を挟んで、山川穂高内野手(25)が中前に同点打、栗山巧外野手(33)が勝ち越し左翼線二塁打、さらに呉念庭、外崎、岡田にも適時打が飛び出した。5者連続適時打で5点を挙げ、試合をひっくり返した。

 山川、栗山は初球をたたいた。辻監督は「久々にあれだけの連打を見た。見事です。(相手先発のディクソンは)いいナックルカーブがあるので、くさい球に手を出さざるを得ない。勢いだね」と、第1ストライクを見逃さなかった積極性を評価した。

 栗山は地元神戸出身で「神戸っ子ですから活躍できてうれしい。たくさんのファン、子供が来て力になった。(お立ち台は)僕はたまたま。みんながヒーロー(インタビュー)に来てもいいぐらい強力打線だと思う。もっともっと勢いをつけて、上を目指せるようにしたい」と声を弾ませた。