ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(30)がパ・リーグ一番乗りとなる30号本塁打を放った。

 3回だった。柳田の中前タイムリーで1点を追加した直後の2死二、三塁。オリックス先発山田のカウント2-2からの5球目。140キロの直球を右翼席へ運んだ。

 「打ったのはストレート。バットの先っぽだったので、抜けてくれ! と思って全力で走ったよ。まさか入るとは思わなかった。自分でもびっくり」。

 助っ人が苦笑いで振り返った節目の1発はチームにとっても大きな中押し弾となった。29号で並んでいた同僚の柳田、日本ハム・レアードをキング争いで突き放す節目のアーチ。ペナント争いだけでなく、本塁打のタイトル争いも注目を集めそうだ。