巨人が延長12回の引き分けに持ち込んで、2位阪神との3連戦を1勝2分けの負けなしで終えて3位を守った。

 中5日で先発したエース菅野智之投手(27)が、初回に3安打で2失点と主導権を握られた。それでも2回以降はストライク先行の攻めの投球で0点を並べ、7回6安打2失点と粘った。反攻ムードを背中に受けた打線は8回に陽岱鋼の適時打で1点を返すと、9回には長野の適時打で同点に追いついた。以降は守護神カミネロの今カード2度目の回またぎなどで得点を許さず、引き分けで3位を死守した。

 高橋由伸監督(42)は「菅野も初回以降はなんとか粘ってくれたし、投手陣はみんなが粘ってくれた。追いかける方だから全部勝たないといけないところですけど、負けなかったというところもよしとする部分はあるのかなと思う」と選手の労をねぎらった。