ヤクルトが47年ぶりに90敗目を喫した。41日ぶりの先発となった由規が5回4失点で降板。被安打4ながら6四球と制球を乱した。「無駄なフォアボールから点を与えてしまったのが悔やまれます。勝ってる試合は大胆に攻められて、負ける試合は四球。課題ははっきりしている」。今季最後となる可能性が高い登板を飾れず、肩を落とした。球数が50球を超えたあたりから球威と制球が激減。来季は肩のスタミナ増が求められる。

 打線も振るわず、わずか3安打に抑えられた。7四球と再三チャンスを得ながらも、4回以降は無安打。6回に挙げた、敵失による1点にとどまった。90敗到達は10年横浜以来で、球団では70年以来47年ぶりの低迷。真中監督は「みんなで頑張ってやるしかない。1つでも勝てるように頑張るしかない」と悲愴(ひそう)な面持ちだった。【斎藤直樹】